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強酸性エメラルドグリーンの異界、草津白根山

渋峠の自然風景

日本最高地点への絶景ドライブ、志賀草津高原ルートが再開フルオープンされて、2シーズン目。2023年6月現在、原則として24時間自転車もバイクも含めて通行可です。草津から渋峠を目指して上がってくると、まずは異臭(硫黄臭)がドライバーを迎えてくれます。さらに標高2000mまで上がってくると、右手に見えてくる草木のほとんどない山が湯釜のある草津白根山です。かつてはエメラルドグリーンの湖面を見るために多くの観光客が訪れていましたが、火山活動の影響で現在は入山禁止となっています。早く解消するといいのですが…。

ところで付近には、左側(南側)に逢の峯、本白根山もあり、どれが白根山なのかわかりにくいですね。草津白根山は「湯釜」のほうなのですが、火山としての「草津白根山」には北から白根山、逢の峯、本白根山など5つの火砕丘群の総称なんだそうです。たしかに国土地理院の地図やGoogleアース/マップで草津白根山のエリアを覗くと、火口と思われる場所がたくさん見つかります。

この写真をみると、草津白根山が複合カルデラなのがわかりますね。手前が「枯釜」、エメラルドグリーンの「湯釜」の先にも「水釜」があります。草津を世界に紹介した明治時代の人ベルツは、湯釜の水蒸気爆発4日後に湯釜に来ていますし、ナウマン象で名を知られるナウマンも湯釜を現地調査し地図に残しています。当時からインパクトのある場所だったんですね。枯釜はだいぶ緑が増えてきた気がするな〜。

1882年の噴火後の白根(Naumann 1893)より

東京から草津ルートで来る場合は、この白根山をぐるっと回ることになります。安全のため駐停車禁止の場所では停まらず、そのまま進んでいただくと駐車できる場所もありますよ^^ そしてその先の「県境の宿」渋峠ホテルでご宿泊、喫茶をお楽しみくださいね!

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